2010年3月16日火曜日

大学で学ぶこと

 ゼミの卒業生から大学(大学院)でもう一度学びたいという相談を受けました。

 自社のビジネスモデルについて、振り返りを行いたいと。このままでよいのだろうかという疑問があるらしく、そのため、どのようにすれば現状よりも良いと思えるビジネスができるのかを考えてみたいとのことでした。

 その際に彼らに伝えたことは、学び直しの場として大学が存在していることは確かだけど、何を求めるかによって大学で再度学ぶことの有効性は大きく異なるという趣旨のことでした。

 例えば、即効性がある解決策を求めているのならば、大学はそれに対し十分に対応できるか疑問が生じます(もちろん即効性がないとは言いませんが)。一方で、現在の自分の状況や考えを一度解きほぐしてみたいのであれば、もしかしたらそれに対する様々な知見を提供してくれるかもしれません。

 僕は学部からそのまま大学院に進んだので、自社での出来事を解きほぐすという経験はありませんが、大学院では、常識といわれるものや、物の見方について徹底的な解きほぐしを経験したからです。

 僕の師匠は、「自分が拠って立つ科学とは何か」のような問いかけを、僕たち院生に行っていました。今更ですが、ここでのポイントは、「拠って立つ経営学(または経営学者)は何か」ではなく、「科学」だったんですね。要は、「あなたが持つ根本的な考え方は?」ということをひたすら尋ねていたんです。

 最近、大学院時代の師匠からの解きほぐしがあってよかったなと感じています。以前のブログでも書きましたが、今、方法論の観点から戦略研究について研究を進めています。その際、これまでの研究者が常識にしていることは何か、どのようなバッググラウンドによって記述しているのかということを考えます。その際、院生時代のトレーニングを思い浮かべながら、思いを巡らしています。

 もちろんこれは、研究者だけが必要とするのではなく、当然ながら企業の多くの方々にも必要なことだと思います。

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 さて、W君、S君。どういった目的で学び直しをしたいですか?

追伸1
 こういった相談は、単純に嬉しいです。特に一緒に学んだゼミ生から相談されると、ゼミでの2年間は無駄ではなかったのかなと思いますw

追伸2
 かなり遅い時間になってしまったけど、無事帰れた?

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