2009年12月14日月曜日

経営戦略学会研究会@長崎大学、終わる

 研究会@長崎大学、終わりました!

 内容はかなり濃密。わずか10名くらいの研究会だけど、参加者はみな専門家。議論が白熱して、当初1時間で発表と質疑応答を行う予定でしたが、質疑応答だけで1時間をゆうに超えてしまいました。

 非常に楽しい研究会でした。開催準備をして下さった長崎大学の先生方、皆様、ありがとうございました。

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 今回の感想。

 今回、たまたま「実践」というテーマを持つ方々が発表されていました。この実践という言葉が持つ意味と難しさについて考えさせられました。

 それは、実践的転回という言葉には必然的に既存理論の振り返りとともに、それを記述する研究者を振り返ることが必要となります。

つまり、これまで当たり前とか、自明とされてきたことを振り返ることになり、それは当然ながらクリティカルな視点で物事を考えることになります。

例えば僕が今、研究している「戦略論の実践的転回」。この研究では、戦略とは何か、そして戦略論とは何かが必ずあらわれます。その代表的なものとして、既存の戦略論の前提である超過利潤の獲得(または持続的競争優位性)があるかと思います。この言葉自体、パトスなのではないか。そもそも実践における戦略に上記の言葉は存在しているのだろうか。という疑問が生じるわけです。

 ですが一方で、このような議論には問題も生じることになります。では何をもって学問と言えるのかということです(例えば何をもって「戦略論」と言えるのか)。これに対して明確に答えることができなければ、既存研究の研究者を納得させることができません。だって、彼らはその立ち位置で物事を見ているんですから。

 懐疑と納得。どのように両立させるのか難しいところです。

 そんなことを思いました。

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