2009年12月1日火曜日

あなたの学問は何を達成するために行っているのですか?

 ちょっと前、法学と経済学を専攻されている先生と話をしていた時に、「あなたの学問は何を達成するために行われているのか?」という話になった。

 法学の先生は「正義の達成のために」と、経済学の先生は「効用の最大化」とおっしゃっていた。もちろんこれらはそれぞれを専攻されている先生全てに共有されているわけではないだろうが、ある程度納得されるものなのだろう(これは僕の勝手な解釈だけど)。

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 この話を聞いた時、すごいな、と率直に思った。僕はそのような考えを持ったことがなかった。

 経営学は何を達成するためにおこなう学問なのだろうか?僕は経営学について語れるほどの知識を持っていないので、これだ!なんて言えないけれど、少なくとも僕の専門の組織論は、何かを達成するための学問であるなんていうことを考えたこともなかった。

 それでもあえてというなら、組織の行為を「説明する」ために行っていると言えるのだろうか。それ以上のものはない。

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 こんなことを考えていたら、ある先生が「組織論は最も眺めがよい学問だ」とおっしゃっていたことを思い出した。そうかもしれないと思った。

 説明するために行われている学問だからこそ、より説明できるものを学問領域を越えて吸収してきた。雑食だとか、体系性がないとか言われることもあるが、どのように説明できるかを学問の中心におけば、吸収することは当然のこと。縛りがないがゆえに、議論を展開させることができるのかも知れない。

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 経営学を研究されている先生方に、「いや、経営学も達成すべきことがある」や、「経営学をわかっていない」と怒られるかもしれない。

 でも、僕は組織論は説明学問だからこそ面白いと思っている。

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