2009年2月9日月曜日

学ぶということ(2008/05/19)

 「じゃあ、やっちゃえば」の項で、学びの場をつくりたいと書いた件に関しては、現在進行中。その後、どうなったのといろいろな方からメールいただきました。皆さん、コメントありがとうございます!!

 でも何でそんなことするの?と疑問を持った人もいるでしょう。講義やゼミで十分じゃない?という考えもあるでしょう。

 まあ、確かに講義やゼミは非常に重要だし、もちろん僕はそれらに対しかなりの準備をして臨んでいることは間違いないことなんだけど、でも学ぶということは座学のみでは無いと思うんだよね。こういった考えは、なにも僕の独創っていうわけではなく、教育学、人類学、社会学、そして経営学などで言われている状況論や正統的周辺参加の議論などでよく言われていることなんだ。

 例えば、レイヴ&ウェンガーの『状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加』では、人は実践の場を通して学ぶということを示しているし、また、ブラウンやプルサックは学びは「講師→生徒」という一方向ではないと言っている。それに、何らかの問題意識を持った人が集まり、いろいろとディスカッションをすることにより、「アハッ!」という気づきを得ることって結構あるでしょ(僕の経験談)。

 つまり、学びの場を構築したい理由の1つは、上述のようなことを参加者同士で経験し、そしてお互いに学びあいたいからなんだよね。これには当然、僕も含まれている。大学の教員というのは知識の保持者(知識の泉を持った人)というように思われがちだけど、僕はまだまだ知らないことが多い。それに何かを知るということを心から渇望しているからなんだ。

 また、もちろんのことだけど、僕は研究者だから研究とのリンクもあるというのも重要になってくる。僕はこれまで、そしてこれからも理論ベースの研究を続けていくだろうけど、でもそういった研究にあっても実社会との関わりは重要。実際に何が生じているのか、そしてどのように行われているのかを知ることなく、良い問題意識、そして良い研究は生じないと思う。だから、このような場を構築し、僕も含めた参加者同士のインタラクションから何らかの研究のタネが生じ、そして僕の既存の問題意識や研究が再構築されるとも思うんだわ(かなり他人任せのように聞こえるだろうけど・・・苦笑)。

 こんな気持ちで現在進行中。

追伸
 ちなみに右の写真は文中で示した書籍ですわ。良かったら読んでみてくださいな。学びということについて深く考えさせられます(後半に書かれている福島先生の解説も興味深いですよ)。

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