2008年7月2日水曜日

頭と手を動かしています(ゼミ生)

 午前中、ゼミメンバーと調査研究について打ち合わせをしていました。
なんとかうまく調査できそうなので、ホッとしています。

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 でも、ゼミが開講される4月直前は、何をすべきか結構悩みました。

 本来、ゼミはシラバスやゼミ案内等を見て学生が自ら参加するものだから、↑のような悩みはないはずなんだけど、本年度は赴任したばかりということもあり、ゼミの内容を示す前に多くの学生が履修登録をしてくれたようなんです。

 「おいおい、そんなリスキーなことして大丈夫かよ・・・」
本気でこう思いました。どこの馬の骨かわからない教員を(笑)。

 でも、実際に学生に会ってみるとヤル気に溢れていて思わず驚いてしまったことを覚えています。さて、そうなると難しい問題が。「ヤル気に満ち溢れている彼らに何を提供することができるか、というより何を提供すべきか」ということ。

 そこで考えたのが、「沖縄の魅力」。

 僕は千葉、神奈川、東京と関東圏にずっと住んでいたので、「東京の魅力」と言われてもピンときませんでした。住んでいるその世界が当たり前で、日常生活の一部になっていると、その地の魅力というものがわからなくなってしまうんですよね。まあ、日常に鈍感になってしまうんでしょうね。

 おそらく、学生の多くも同じ土地に住み続けていると、その地の魅力に対して鈍感になってしまうんじゃないかと。そこで、学生の振り返り+僕の好奇心を兼ねて「沖縄の魅力」について考えようと。

 ただ、「沖縄の魅力」に徒手空拳で挑んでも、やっつけられるだけなので、何らかのナイフを持とう!で、その結果、選択した書籍が↓。



 経営学で「経験」??と訝しがる人もいるかもしれませんが、実は、「経験」をキーワードとした研究は、すでに25年ほど前から行われています。さらに言うと、「記号消費」などという概念で古くから研究されてきたものの延長線上に存在しているともいえます(明治大学の西本先生に教えていただきました)。

 「経験」という言葉を簡単に説明すると次のようになります。
 今日、コモディティ化した/されていく製品・サービスが数多く存在する一方で、他とは異なった素晴らしい出来事や思い出を提供する製品・サービスも存在している(例、ディズニーランド)。そこでは、顧客の心の中に何らかの心的変化を生じさせている。このように素晴らしい出来事や思い出の提供を「経験」と呼び、経済価値の一つになっているんです。

 そして僕は、「沖縄って、まさにこれを提供しているんじゃない!」と安易にも思ったわけです。
いや~、今思うとかなりチャレンジングなことをしましたね・・・。沖縄のことを知らないからこそできる選択です(苦笑)。
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 でも、今、素晴らしい発見ばかりです。沖縄のことを知らない僕はもちろんのことですが、「そんなこと知っているよ」とこれまで思っていたゼミ生達も発見の連続です。いや~、「経験」を選んでよかった~!!

 なお、ゼミの成果は12月頃に論文として発表される予定です。また、学内大会などでプレゼンも予定されています。

 そのため、学生は今、文献検索と企業調査に追われています。多分、ゼミ生に「いま何やってんの?」と質問すると、「頭と手を動かしています」という答えが返ってきそうです。

 頑張れ、ゼミ生!!!

追伸(2008年7月19日)
 手を動かすではなく、「手と足を動かす」でしたね…。
いずれにせよ、今、佳境ですね。良い研究成果を期待しています。

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